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「エスカラード」
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12月はクリスマス。でも、ジュネーブではエスカラードという、1年で一番大きなお祭りがある月でもあるのです。ところで、左のカップは、野菜スープのカップなのです。詳しくは下を読んでね。(^.^) |
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12月10日から12日はジュネーブのL'ESCALADEというお祭りです。
観光ガイドには下のように紹介されています。
『隣国サヴォワの軍勢がジュネーブ共和国を侵略しようと1602年12月11日から12日の深夜に、城壁にはしごをかけて攻撃したのをジュネーブ軍が打ち払ったことを記念するお祭りで、毎年当時の衣装を着た市民たちが「ジュネーブの勝利」を鼓舞する歌を歌いながら市内をパレードする』
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私たちは11日の夕方と12日の夕方お祭りを見に行きました。
11日は旧市街のあちこちで、どこからともなく、当時の衣装で楽器を演奏している人や馬に乗った人などが現れては、どこかに消えていきます。そう、「どこからともなく」という表現がとてもしっくりくる程さりげなく通り過ぎて行くのです。
もちろん、ヴァンショー、野菜スープやパンなどを売ってる人も、案内やってる人も警察も?みんな昔の格好で、それもハンパでなく、きちんと昔の格好しててそれぞれの仕事をしていました。
サヴォワの兵士がよじ登ったと言われるPlanpalais広場に面した門の前で、大砲を撃っていたのですが、これも芝居がかっててとても面白かったです。でも、たいまつの灯りだけで行われていたので、デジカメではうまく撮れませんでした。(;_;)
市庁舎の中には広場があるのですが、そこではアカペラの合唱が行われていました。
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市庁舎のすぐ側にある旧武器庫では野菜スープが販売されていました。この野菜スープ、エスカラードとは切っても切れない間柄。というのは・・・・・・ |
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『みんな寝静まった夜、ロワイヨームおばさんが、次の朝に兵士に食べさせようと野菜スープを作っていたら、外で物音がしたので、何かと見れば隣国の兵士。機転をきかせたおばさんは、作りかけの野菜スープを兵士にぶっかけて、びっくりした兵士達は逃げてジュネーブは助かった・・・』
という説や、
『ある兵士が外に影を見つけて、みんな立ち上がり、女性も勇敢に戦った。中でもロワイヨームおばさんは、火の中の熱いスープ釜をつかんで兵士にかけた・・・』
という説もあります。
ま、いずれにしてもロワイヨームおばさんのスープの一撃がとても効果的だったってことなのでしょう。
また、チョコレート屋さんでは、ロワイヨームおばさんの武勇伝にならい、チョコレートでできたマーミット(釜)が販売されています。
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12日は、夕方から市内の大パレード。早くからたくさんの人たちが見物のために街道を陣取っていました。午後5時にパレードは出発し、午後8時半までかけて当時の旧市街だったところを一巡りします。
いくつかの広場では Proclamation (声明文?を読み上げるパフォーマンス) があり、それらの広場を中心に見物人は集まっています。11日に旧市街をうろうろしていたらしい人たちが整列
して、目の前を通りすぎて行きます。とても静かなパレードでした。
ところで、冬は冷えるので、お祭りの間あちこちで、身体を暖めるためにヴァンショーが売られています。ヴァンショー(Vin chaud)とは、あったかいワイン。(*^.^*)
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11日に旧市街で買ったヴァンショーはコップ1杯2Frでしたが、12日にパレードの頭に売ってたものは4Frでした。なぜ倍?
おまつり価格とか?(^.^;)
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