「GEX便り 3 秋の訪れ」
GEXの秋はいつから始まったのでしょう。気がつくと、風は秋風でした。

子どもたちの夏休みも終わり、新学期が始まった頃、ジュラの山に登りました。麓では気がつかなかったのですが、山の上ではすでに草たちは黄色くなり、秋の深まりを気がつかせてくれました。それでも、まだあちこちに山の花が咲いていてほっとさせてくれます。

もう秋なんだなぁと思いつつアパートの周りをを見回してみると、色づいた木の葉が風に舞ってそこここに集まっています。朝夕は涼しく、カーディガンかセーターが必要になりました。それでも、お天気のいい日の昼間は、まだTシャツ1枚でも平気です。1日の温度差の一番大きい季節なのでしょう。

そんなふうに、ののほんと過ごしていた9月中旬から、2週間程天気の悪い日が続きました。最初はそれほどの冷え込みを感じなかったのに、日を追うごとに寒くなるのを感じます。今日はTシャツの上にカーディガン、次の日は長そでシャツ、次の日は長そでシャツにセーター、次の日はその上にジャケット、次の日は冬のジャンバーといった具合に、外出時の服は変わっていきました。

ジュラ山脈10月4日も朝からどんよりお天気が悪く、これまでにない寒さを感じました。夕方、ふとジュラ山脈を見上げると、山の上に白い帽子をかぶっています。この秋初めての雪です。天気予報では、ここ2週間ほどの冷え込みは例年よりもひどいとのこと。そう、このまま冬になってしまったら、あまりにも悲しい。暑くもなく寒くもない、気持ちのいい秋の日差しを受けて、あちこち散歩するのはとても気分がいいものです。まだこの秋は、そんな気分いい散歩を楽しんでません。

春からの異常気象で約1ヶ月ごとに暑さと寒さが入れ替わるのだとしたら、9月前半は暑かったので、今がその反対の時期。もう少ししたら、さわやかな秋晴れの日が1ヶ月ほど続くのだと期待して、なかなか乾かない洗濯物を暖房のそばに寄せましょう。

   
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